ノイタミナ枠のアニメ!
フジテレビの深夜アニメ放送枠ノイタミナ。
要は大人向けアニメですね。
「UN-GO」
坂口安吾の探偵推理モノをベースに舞台を近未来に移した。
音楽はschool food punishment、
LAMA(SUPERCARやん笑!)、
NARASAKI(the coaltar of the deepers)など
音楽からもノスタルジックとエレクトロニカな融合を感じさせる、雰囲気良作アニメでした。
とくに事件解決!のときに流れるフラメンコみたいな曲がいいよね!
アクションなどはあまりないので
落ち着いて見れる短めのTVシリーズやなあ、といったところ。
スタッフはハガレンの第一期アニメシリーズやストレンヂアをやってたポンズ。
監督も同じくです。
まあ、キャラクターがすごく好きな感じだった。
新十郎の飄々としていながらも葛藤する感じとか、
因果のセクシーと小悪魔のギャップとか。
劇場上映の「因果論」の歌謡曲三昧がやっぱり秀逸だったかなと。
「PSYCHO-PASS」
ということでさらにノイタミナのアニメで良さげだったのが、
これ。あれ、最近このハイフンつけるの流行りか?
想像していたのは多重人格探偵サイコのような異常殺人なんかをモチーフにしたグロサスペンスかなとか思ってたんですが、
意外とSF王道刑事モノ!どや!みたいなあれでしたね。
面白かった。
いろんなSFや刑事物を一緒くたにした感じ。イイトコどりMAX。
わたしが個人的に似てるなあと思ったのは
(正直SFファンでもないので、ギブスンとかフリィップ・K・ディックとかいわれてもピンときません・・・)
攻殻機動隊やアップルシードとか。
免罪犯の脳の集合体がシュビラシステムでしたっていうのは
アップルシードのガイアと議論するおじいちゃんたちにそっくりだとおもったし。
とにかく哲学や古典文芸から引用しまくる感じは
かなり押井守映画みたいやなあと鼻につく感じもあるw
槇島ってS.A.C.2ndのクゼか?って頻繁に浮かびました。
或いは昔見た映画で「マイノリティ・リポート」とか
犯罪を未然に防ぐという感じとかは近くないでしょうか。
プラス多重人格探偵サイコのバーコード殺人なんかもほぼSFだと思ってるんだけど、
なんとなく人は誰でも殺人を犯しうる、みたいな雰囲気は似てると思うな。
人間の残虐性を煽ったり操作したりするという点で。
あと監督がおもいっきり本広克行なので、
近未来のテクニカルな設定と裏腹な古典的な刑事物人間ドラマ
であり、常森朱の成長物語というところに泥臭さとかを感じ
る。
踊る〜っぽいわけじゃないが、
テンポの良さは流石だけどちょっと強引なところもちらほらあるぞ、ぐらい。
つっこみどころはいくらでもあるにしても、
まず公安局の捜査員少なすぎるだろ!
少数精鋭の部隊としてはちょっと心細すぎる。
もっと特殊部隊とかいないのか。ドローン弱すぎる。
有事の際の備えのなさは異常・・・
あとは六合塚弥生の過去エピソード適当じゃね?
しかもレズですか!まあびっくり。
ガンアクションものかと思ったけど、最終的に素手すごい戦う。
あと同じ職場に親子って、シュビラさんも遊び心が過ぎるよ・・・
魅力的なキャラが死にすぎたので、続編は期待できなさそうですね。
私SFももうちょっと読むべきかな。
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※今更気づいたのだがよく調べたら
映画「マイノリティ・リポート」の原作はフィリップ・k・ディックなのだそう。
なのでオマージュってことを強調する一連の説明口調だと思うが、まあそれにしてもあんなべらべらキャラクターにしゃべらせてしまうのはあかん。あれでSF好きを釣れるものだろうか。