「メタルヘッド」メタル映画じゃなくてよかった

メタルヘッド


(原題:Hesher 2011年・アメリカ)


監督 スペンサー・サッサー
原作 ブライアン・チャールズ・フランク

出演者 ジョセフ・ゴードン=レヴィット / ナタリー・ポートマン / レイン・ウィルソン/ デヴィン・プロシュー


というわけでわりかし最近の映画です。
名前から想像するようなメタル映画でも音楽映画でもなく
ストーリーは普通にヒューマン。
予備知識が無かったのでもしかしてハリウッドなドンパチ系じゃねえだろうなと思ってたけどどれでも無かった。


正直ヘヴィメタルヘヴィメタル的な人にもあまり今まで興味が沸かなかったし
この先もあんまり沸かなそうだが、
話の中にはメタルの音楽ネタも少なくて
ヘッシャーの周りの登場人物もメタルに感化されたりするわけじゃなかったんで
「メタル!ダサい…でもなんかヘッシャー良い奴だしまあええやん」
というわけでござんした。

ヘッシャーの風貌はたしかに恰好いい。
というかジョセフ・ゴードン=レヴィットが恰好いいのか?
下手くそな全身のタトゥーときったね―ブリーフ(あれで白さ眩しいブリーフでも困る)を鑑みてもまだかっこいいからね。



笑える部分(おならo(`^´*)o.。o○ぷー)

どうしよもない家族の閉塞感

TJの可愛さの甘辛ミックスが巧いなあとは思ったが

ナタリー・ポートマン要るかなあ・・・?
と最後まで思ってしまった。
垢抜けないナタリーは悪くはないけど、
少年の気持ちを打ち砕くためにしか存在してないのに
ふつうにいい子だし・・・嫌なやつならともかく。

どうせ鬱展開ならもうちょっとTJの自暴自棄をマックスにしてくれりゃー面白かったのかも。

ファッキンメタル野郎が母を亡くした不幸な家族の閉塞感をぶっ壊しに現れるていう設定と
全体のギャグセンスはすごく好き、とだけ言っておこう。