知らなかった恥ずかしい

この間テレビでとある最近売れ筋らしい男性三人組のグループのホールライブ(武道館かどうか忘れたけどそんな感じ)
をたまたまBSで見てましたら。
まあ全然よく知らない人たちなんですけど
メンバー構成が
A:歌担当
B:ラップ担当
C:ギター担当
という風な感じで
曲はだいたい打ち込みストリングスでロックっぽい元気な感じでした
(たぶんこういうのミクスチャー?とかいうんすか!)

オレンジレンジはたしかあんなでも一応バンド形式で
ギター
ベース
ドラム
が居たとはおもうけど

この人たちはバックバンドらしき人も居ないようでした。
まあ全然バンドサウンドっぽくはないので問題なかろう。


MCやボーカルが動き回ってステージ、客席を行ったり来たりするのはもちろんなんですけど
ギターのイケメンくん(しかしもう20代後半かと)
もめっちゃ動くんですね

でもあんまソロとか弾くとこはなくて
バッキングをリズミカルにやってるだけなんですけど

最後の方はクレーン?みたいにステージがぐ〜んと上に伸びて
その上でジャカジャカやっていました

そんでそういうステージアクションを見てたら

あっ

シールドがない…

キュピーん!☆

当て振り」??

うん?
みたらね、音もズレたりもないし、
つーかテレビ(音楽番組)のゲストじゃあるまいし、自分らのワンマンライブでギター当て振りってそんな虚しすぎるだろうよ。いやいやいや。

そう、これ
ちゃんと弾いてるんですね。

彼のギターのシールド穴には短いコードのようなものが覗いており
ズボン後ろのポッケに謎の黒い箱のような小さな機械がとりつけられていました。
これでギター本体からアンプまでのながーいコードを短縮していたのです。


これがわたしが恥ずかしいですが知らなかった
「ワイヤレストランスミッター」なんとかという
ギターの音を無線でアンプまで飛ばすすぐれものなんです

クレーンの上で暴れまわれるわけだ。
激しいパフォーマンスにはもってこいやね!



調べたら、エフェクターとかと同様に音痩せするとか、同じ周波数の雑音を拾っちゃうとか、音響的なマイナス面もあるわけですが
(愛用しているひとはそんな微々たることを気にしてわかったような玄人ヅラすんじゃねーなどとおっしゃる)


単にこれは…ダサいな…と


一瞬でも当て振りじゃね?ってなるし

シールドスポん!が
怖いというのもわからなくはないけど
激しいプレイって
あー!そんな無茶して!
(ハラハラ)
とかそういう楽しさは
ある程度「そんなに頑張ったらシールド抜けちゃうよ!抜けちゃう!…でも抜けない!すげえ」
っていうシールドの制限をものともしないように見える(本当はめちゃくちゃ踏んだりしないように気をつけてる)
のがカッコいいんじゃん?

最初からなんの縛りもない自由さで走り回られたって…
おもんねーよ(笑)



まあそんな訳で
いままで当て振りかとおもっていたひとらはもしかしたらこういう機材を使ってたのかもしれないなぁ
と思いつつ
さすがに存在すら知らなかったというのは恥ずかしいことです


あとこの機材を使う場合はアンプに設置したレコーダー?にエフェクターを繋げるんでしょうけどそれ足元に置くんだったら
そっちのコードに引っ掛かんないようにしなきゃだもんね
どうしてるんだろうなあ


やっぱりカールコード、カッコいいもんな…(懐古主義)

USインディーの秋

とってもいーきもちんなるUSインディーのバンドを探っていきます。
あんまり詳しくないけど・・・


The Sea and Cake
シカゴの手堅いポストロックバンド。
ギター二本、エレクトロニカ?テクノ要素もあり。
不思議な浮遊感、ポップなメロディ、これは飽きないナー。


Pattern is Movement
フィラデルフィアのインディロックユニット
かなり衝撃的な激しいドラミング。パンクよりメタル的にすらかんじる!
プログレッシヴロックなのか、歌声はクラシック系+シンセやキーボード、ギターなど。
すっごい汗だくです。まったくおじさんたち、かわいい。


Andrew Bird
アシッドフォーク?のマルチプレイヤーさん
バイオリンの幻想的な音色が堪りませんわー
そしてこんなにリズム楽器みたいになるとは知りませんでしたよ、せんせい。
口笛もうまい、ギターソロも恰好いい、メロも泣かせる。
素晴らしいですね!彼もシカゴ出身。


PRAM
すいません、これイギリスです。UKでした。でもかっこいいので載っけます。
サイケデリックな実験的ポップバンド。
アートワークがとってもレトロ、くそかっこいい。
もう何の楽器使っているのかわかりません。とても怪しい響きがいたします



最後に
The Dandy Warhols
なんだよ、ベルベッツじゃねーかこのやろー
というツッコミをしてあげるためのバンド。ウォーホルたんがダンディーになってしまいました、
バナナは最初っから一皮むけています(誰がうまいこといえと。)
でもボーカルも良い温度、ベースレス→シンセでこれはいいオルタナ。
ボーカルの顔がごつい。キーボード女子が太るバンド。かっこいい。

はい次。上半期見たの続き

見た映画の記録です。



EUREKA」(2000年公開・配給:サンセントシネマワークス)

脚本・監督/ 青山真治
出演者/ 役所広司 宮崎あおい 宮崎将 斉藤陽一郎

 白黒映画なのになーぜかあれ?色…見えてる?という錯覚な映画です。
ラストシーンとか完全に空とか山の色が見えます。ああ、綺麗なシーンですねー。
 青山監督の九州三部作は「helpless」「サッドヴァケイション」「EUREKA」という順に見てしまったので、なんか時系列がごっちゃになってますが、たぶんこの宮崎将が演じている健二が成長して、のちの浅野忠信の健二になるってことであってんだよね。ですよね。
 helplessも昔見てかなり衝撃的だったし、好きなのですが、EUREKAもかなりの高得点。でも、最初の二作で旅立ち、逃げて、サッド〜で家族に帰るってのもすごい面白いなと思った。もう一回三作通してみたいなー。ぜひ映画館のスクリーンで、見たい。
 にしても何なんだろうね…宮崎兄のこのガチアウトローな、恐ろしく悟った目は…
ケンタとジュンとカヨちゃんの国」でも服役中の殺人犯だったけど
そういやケンタ〜って話の内容がところどころ似てるなあ。
なーんちゃって。

他にも見た映画
*「マイ・ブルーベリー・ナイト」
*「パッセンジャー
*「どついたるねん」
*「反逆のメロディー
「フリージア」
*「愛のエチュード
「転々」
*「ラブドガン
*「悪夢探偵
など、


総評!「ユリイカ最高。」
次点で「けものがれ小鳥調教師好演。
ワースト「ラブドガン期待させんなキャストで!まじぇで永瀬あおい新井の無駄遣い」
余談「赤い季節はもうだめだと思うので、何らかの事故で上映中止お蔵入り熱望」

上半期見た映画で対決ぞろり

 見た映画の感想および評価付けをするページです。

 まずはこちら

アウトレイジ」(2010年公開・配給:北野オフィス、ワーナーブラザース)

脚本・監督/ 北野武
出演者/ ビートたけし 椎名桔平 加瀬亮 三浦友和 國村隼 杉本哲太 塚本高史 中野英雄 石橋蓮司 小日向文世 北村総一朗

 でたーw
 続編「アウトレイジ ビヨンド」が公開目前。
てことでこれまでに北野作品は「座頭市」「dolls」「ソナチネ」と合わせて4作品!(結構見てんじゃん)
ソナチネはまーよかったんすけどね。

 もうなんか刺激が足んねーんだよコノヤロー、という暇人にオススメ
だって見所は殺し方とか痛めつけ方がどんだけえぐいかという点と意外なキャストがヤクザやったらどうなる?という点につきる。この映画。
筋とかないしね。もう最終的に全員死ぬじゃんこの悲壮感。
ソナチネも似た感じの潰されるヤクザのおやびんを描いていましたが
ほかのバイオレンス系のたけし映画もそんなでしょうか。

 てか、加瀬亮目当てで見たけどしいなきっぺーが結構いい役
後、ビヨンドに松重豊新井浩文出る。とにかく新井浩文頑張ってるよね、さいきん。ヘルタースケルター、よかったらしいですね?ただし「さくらん」でくそ裏切られたわたしは、蜷川なんたらの作品は見ません。残念





次〜

「けものがれ、俺らの猿に」(2000年公開・配給:メディアスーツ)

監督/ 須永秀明
原作/ 町田康(「けものがれ、俺らの猿と文藝春秋刊『屈辱ポンチ』)
出演者/ 永瀬正敏 小松方正 車だん吉 鳥肌実 降谷建志

 監督はPV制作が本職のひとらしく、音楽がなんだアングラ臭い。
 まあ、かっこつけすぎず、かつ割に面白い脚本で画になってるのは、町田康原作ってゆうのと、鳥肌実のキレっぷりにあるっ!…よ。
めっちゃくちゃ頭おかしいね…「いっぱい食べないと、風邪、治んないぞ〜!!(仁王立ち両手に肉)」えええー。
 
 あと、鳥肌実登場シーンで、カーステレオから「♪きみは〜だれなんだ〜」というえらいだるサイケな曲が延々ヘビロテします。
これなんだっけ。いや、そういえば「空中庭園」で永作博美演じる愛人の車からも、だるーいヤマジカズヒデの曲が常に轟音リピートでした。
どちらもアンティークな外車っぽいやつでした。
こういうの元ネタあるんですか。
 はい、その他もサントラが。ロマンポルシェ。ナンバガ、ブッチャーズ、アイゴン、ASA-CHANG巡礼、ゆら帝



お次。

「野獣死すべし」(1980年公開・配給:東映


監督/ 村川透
脚本/ 丸山昇一
出演者/ 松田優作 小林麻美 室田日出男 鹿賀丈史


 大藪春彦の原作とはだいぶかけはなれたものになっちゃってるらしいですが、松田優作狂気の主演作、恰好いいー。役作りで足を五センチ(そんな変わらんやろw)切り落としたいとまで言っちゃう優作さんあぶね〜な。
 
 優作演じる伊達の長口舌が何箇所か見受けられますが、なかでもこの「リップ・ヴァン・ウィンクルのおはなし」のシーンは手に汗握りまっす。
 
 ちなみにリップ・ヴァン・ウィンクルは日本の浦島太郎に当たる昔話。
しかし調べたところによると、リップ・ヴァン・ウィンクルが酒を飲んで興じたのは「何をしても許される狩り」ではなく、ボーリングのような遊びだそう。
 あとXYZとは別にオールド・リップ・ヴァン・ウィンクルというバーボンの種類があるそうです。こちらは10年20年熟成させるほどよい酒だそうで、まさに「浦島太郎」なお酒。
 もともとの昔話は「時代遅れ」とか「恐妻家(目が覚めたら妻はすでに亡くなっていた。)」とかそんな例えに用いられます。
「cowboy be-bop」では、ジェットが「とんだリップ・ヴァン・ウィンクルだな」なーんてからかわれていたっけ。

 と、いうことで鹿賀丈史(若いなw)、室田日出男らの演技も見モノ。
まーラストシーン、もやっとしまくりです。





はい、つぎ。

映画:小津安二郎「麦秋」

 映画の感想を書き留めるページです

今回の映画はこちら。


麦秋」(1951年公開/配給:松竹)

監督/ 小津安二郎
脚本/ 野田高梧 小津安二郎
出演者/ 菅井一郎 東山千栄子 笠智衆 三宅邦子 原節子 高堂国典 淡島千景 佐野周二 杉村春子 二本柳寛

詳しくはこちらのウィキペディア
麦秋 (1951年の映画) - Wikipedia

 
 サブカル(笑)ニワカ(笑)ミーハー(笑)な私が日本映画の超名作、懐かしの昭和名画を視聴しました。

小津監督といえば海外的にも評価が高く、今尚映画好きに愛され続けている巨匠であります。というか小津作品全部見たとか、小津監督リスペクトというと通っぽいDE・SU・YO・NE?
映画が好きな若い人はだいたい「東京物語」あたりはよく見てたり話題にしたりするのだ(たぶん)

 気まぐれで数ある小津作品のなかから、「麦秋」をえらんでみましたが、
意外と退屈シナイ。
びっくりだにゃん
 随所にコミカルでセリフまわしもテンポ良く、長まわしもだるすぎない。俳優もひとりひとりうまいし、昭和戦後の古臭さを感じさせない(=これは、妙な惨めさ、まずしさ、生々しさを強調した“リアル”を映す映画でないからでしょーか)、淡々と事実を追っていき、だいじなところでフッと俳優さんの演技や空気感で泣かせるって感じでしょうか?
 純然としたホームドラマですが、何か大きな事件や突飛な設定があるわけでもありませんでした。
 
 そういえば主人公の原節子演じる紀子をはじめとする東京で働く人々は服装や衣食住などがちょいちょいハイカラで自由な感じがするのも、家族モノにありがちな泥くささを払拭している理由かも。
 よくみたら紀子の服なんか変化が激しくレトロだけどかわいい。(もちろん当時流行のかっこうだったはず)
高いケーキ買ってきたり、お食事どころもおしゃれ、独身満喫なう!ってかんじか!(笑)
 子供のいたずらやんちゃも、やりすぎやん(笑)みたいなとこも家族のスルースキルの高さに笑っちゃう。おじいちゃんまた紙ごとキャラメルたべやがった!とか。

とにかく昭和的な表現や設定は多々ある(あたりまえだけど)にもかかわらずあんまりそれを「あー昔の人はたいへんだったんだナー」とまで受け取らずに見れること。
よって主題の“無常”(wiki参照)とかそういうテーマがわかるっていうかぼやっと余韻するいい映画なんだなー
「今が一番いいときなんじゃないか」
「みんな一緒に今のままくらせるのはそりゃーいいけども」
「ほんとにあの子は自分で全部決めちゃって」
「東京をよくみておけよ」
「それが好きっていうことなんじゃない」「そうかしら」「そうよ」
なーんてセリフがいちいちじーんときましたん

家族っていいなーで終わる映画でなく
あー始まりがあって終わりがあって、悲しい過去はありつづけ幸せはいつか失われたり別れが突然訪れたり。
人生は淡々としていて、でもフッと変化や節目を迎えて。

というわけで、いいさくひんでござるよ
特にお気に入りのシーンは紀子と友達が秋田弁でしゃべるところ。
矢部母・たみや紀子の両親周吉・しげ役の演技がすんばらしいだ。

はあ久しぶりにバイオレンスじゃない映画見たなw

暗いところ苦しい殺して

寒い死にたい

ただ自由に生きるということがこんなややこしいものだろうか

脅かさないでくれ
怖いんです
あなたと話が話が通じない
同じことばを言語をはなしている
でも全く意味や倫理観や価値が言葉を意志(意識)としてばらばらにして全く理解を繋げていません
次の会話が私の見ているほうでないことしか
今私にはかんじられない
クレパス(溝)が大きいんです
埋めなければ物や形を渡そうとしても無駄です渡してはいけません無理です気をつけて下さい
だからずれてるんです世界というか定義が
気付いてください

私はクレパスの向こう側にいます
今すぐ手をつなぐにはむずかしいようです
それを私は知っていたけど知らないふりをしていたんです

だから私はクレパスの暗いところへ飛び込んでしまうしかないんですね
早く飛び込んで欲しいんですね
そうすれば


あちらがわにいるひとばかりではこころすら打ち明けられずに
期待したからだ!

希望捨てたい。
死にたい。

でもたぶん
生きなくちゃ生きたほうが良いってそんなん当たり前だ
でも死にたい
寂しい

みんな口を閉じろ閉じろ

必要さについて考えることは至上の無駄

体温あたたかい。
布団に二酸化炭素を沢山吹き込むといい。
息ができないのもたまにはいい。

だけど私のことなんてさ
ちっとも娯楽にならないのよ


汗ばかりでたなに聞かれても冷や汗

うつ病はなんのためにあるんだ?




夢中になるなよくそったれ
甘くて腐ったやつはここには要らねえって
何度も言ってるだろ

どうして誰もが
損なものを
美しいだなんて云うのだろう
エゴイズムはどうしたって消化出来ないし
例え感情であってもねじ曲げるだけみたいだ



依存という言葉がださい


妄想で美味い